- Nagoya
- 2005-11-11
上海事務所開所式の開催について(2005.11.11)
上海事務所の開設に伴う開所式が11月11日(金)10時からとり行われ、名古屋大学から、平野眞一総長、山下廣順理事、山本進一理事及び早川操総長補佐が出席したほか、中国側からは上海交通大学 謝縄武学長をはじめ同大学、復旦大学、同済大学等の大学・学術研究機関関係者が出席し、日本の報道機関関係者等も含め約30名が参加しました。
開所式では、上海事務所の看板除幕及び記念撮影が行われた後、名古屋大学 平野総長から、「本学は中国の32の大学・機関と学術交流協定を結んで国際学術交流を推進しており、特に留学生交流においては、本学の留学生のうち中国からの留学生が約4割を占め、その中核を構成している。今後も中国との国際交流をより一層推進していきたい。」と挨拶がありました。
引き続き、上海交通大学 謝学長から、「これまでの名古屋大学と上海交通大学との学術交流を高く評価し、上海事務所が上海交通大学に隣接する建物内に開設されたことを歓迎するとともに、今後も名古屋大学が上海交通大学を含めた中国国内の各機関と活発な学術交流活動を展開していくことを期待したい。」とお祝いのことばがありました。
その後、上海事務所長である名古屋大学 山本理事の発声で乾杯が行われ、終始和やかな雰囲気の中で歓談が行われました。
看板除幕を行った(左から)上海交通大学 謝縄武学長、平野総長
名大側と上海側は事務所の中で歓談
上海交通大学の謝学長から事務所開所の記念品を贈呈されました。
事務所の設立に乾杯!日中学術交流に乾杯!
名古屋大学上海事務所開設記念式典での挨拶
国立大学法人名古屋大学総長 平野 眞一
平成17年11月11日
本日、ここに(中国・中華人民共和国、上海市)、名古屋大学としては初めての海外事務所「名古屋大学上海事務所」(名古屋大学上海連絡処(駐上海交通大学))を開設するにあたり、一言ご挨拶申し上げます。
名古屋大学は、仮医学校としての創立から約130年、総合大学として約70年の歴史をもつ日本の基幹総合大学であります。「自由・闊達」な学風のもとに、優れた人材の育成と常に先端的な学術研究分野を展開し、人間性と科学の調和的発展、さらには、世界屈指の知的成果の産出と創像力に富んだ勇気ある知識人の育成に励んでおります。本学における多くの世界屈指の成果のうち、野依特別教授のノーベル化学賞受賞、赤崎特別教授による青色発光ダイオードの開発などはよく知られています。
名古屋大学は、現在、194の海外の高等研究機関と学術交流協定を結んでおります。ここ中国におきましては、32の大学、機関と学術交流協定を結んで国際学術交流を推進しております。また、本学には、約1,200名の留学生が学ぶとともに、多くの海外からの研究者が研究しております。なかでも中国からの留学生は全体の4割を占め、留学生の中核を構成しています。本上海事務所が、中国との国際交流を更に推進していくものと考えます。
本日は、名古屋大学国際学術論壇(上海フォーラム)を、上海新錦江大酒店において開催しております。午後には、講演会を行い、基調講演を日本国際博覧会協会事務総長・中村様にお願いしております。皆様にお出でいただければ幸いでございます。
最後に、本上海事務所の設立にご理解、ご協力をいただいた上海交通大学の謝学長を始めとする関係の皆様、また、これから幹事として連絡をさせていただきます復旦大学、同済大学、中国科学院上海有機化学研究所の皆様、並びに中国における関係者の皆様、また、名古屋大学全学同窓会には全面的に協力いただいておりますが、中でも上海におられる方々には、様々にご尽力いただきましたことに、この場をお借りして、お礼を申し上げたいと思います。また、上海事務所の設立にご尽力いただいた関係者の皆様に敬意を表するとともに、ご臨席の皆さまのご指導、ご鞭撻をお願いし、ご挨拶とさせていただきます。