名古屋大学平野眞一総長が中国科学院「アインシュタイン講義教授」を受賞(2008年9月18日)

 

名古屋大学平野眞一総長が中国科学院「アインシュタイン講義教授」を受賞されました。918日中国科学院で講演をされました。詳しい内容は中国科学院ホームページにてご参照ください。

(http://www.cas.cn/html/Dir/2008/09/22/16/03/95.htm) なお、その記事の和訳は以下の通りです。

中科院大学院で学術講演を行う名古屋大学平野眞一総長

918日、中国科学アカデミー(中国科学院)「アインシュタイン講義教授」計画組織委員会とケィ酸塩研究所の招待を受け、日本名古屋大学総長であり、国際セラミックス分野における著名な専門家でもある平野眞一先生は北京を訪れ、中国科学アカデミー(中科院)大学院で学術講演を行った。

中国科学アカデミー施尓畏副院長は講演会で歓迎の挨拶をし、平野眞一先生の学術業績を紹介した。また、平野眞一先生が日中両国の科学技術交流のために、更に貢献することを心から願うと述べた。続いて、施尓畏副院長は平野眞一先生に「アインシュタイン講義教授」栄誉証書を授与した。

その後、平野眞一先生は、「自然の知恵を学び、新材料の研究開発へ挑む」と題して講演を行い、セラミックス粉末、薄膜及び無機―有機複合材料の生体模倣合成プロセス及び性能等について紹介した。平野眞一先生は、科学技術研究者が謙虚に自然から学び、学んだ原理を材料の研究開発に応用し、新しい時代における新しい技術、新材料のニーズに対応できるよう図るべきであることをより深く、分かりやすく述べた。

平野眞一教授は、国際セラミックス分野における著名な科学者で、300部以上の論文を発表し、国際セラミックス連盟会長、日本セラミックス協会会長及びアジア・オセアニアセラミックス連盟会長等歴任した。また、日本化学協会学術賞、アメリカセラミックス学会Richard M.Fulrath賞、アメリカセラミックス学会フェロー等を受賞している。

この講演では、中国アカデミー大学院王頴副院長が司会を務め、国際協力局邱華盛副局長、上海ケィ酸塩研究所陳立東副所長等も講演会に出席した。

(翻訳:名古屋大学国際企画課 呂恵)

 

授与式

質問する学生

(写真:劉 蕾)