- Nagoya
- 2015-12-08
中国語スピーチコンテスト「南大杯」の開催
12月6日(日)、名古屋大学は南京大学海外教育学院、江蘇国際文化交流中心と共催のもと、名古屋大学野依記念学術交流館において中国語スピーチコンテスト「南大杯」を開催しました。当センターからは張センター長が出席しました。
南京大学は本学の30年以上の協定校であり、2011年には本学で中国語スピーチコンテストを初めて実施しました。それ以降、今年で3回目の開催となりました。本本テストは、中国語を母語とせず、中国語圏内の居住歴が通算2年未満である本学の中国語学習者に、これまで学習した中国語を披露する場を提供することで、中国語学習意欲の向上を目指すとともに、中国への理解を深める機会になればと開催されているものです。
今回のスピーチコンテストには、初級コースと中・上級コースと合せて、当日は20名が参加しました。南京大学、江蘇国際文化交流中心からそれぞれ1名、本学の中国語科教員2名の合計4名で審査が行われました。
参加者の記念撮影の様子
当日は、渡辺理事及び南京大学程愛民教授から開会の挨拶があり、渡辺理事から、南京大学及び江蘇国際文化交流中心のご支援、ご協力に対して、感謝の意が伝えられました。程教授からは、江蘇省と日本との交流実績に触れられると同時に、南京大学の留学プログラムについて紹介があり、今後ますます両大学の学生交流を深めたいという思いが伝えられました。
挨拶後は、中・上級コース、初級コースの順で参加者は代わる代わる発表をしていきました。中・上級コースの4人は、「中国と私」というテーマでスピーチを行い、続いて審査委員による質疑応答がありました。中国滞在中の感想、中国の友達との交流経験などが盛り込まれ、大変聞き応えがあるスピーチの内容でした。質疑応答では、審査委員からの質問に答えるのみならず、中国のことをもっと勉強していきたいという強い思いを語る学生もいました。初級コースでは、自己紹介と課題文の暗唱朗読を中国語で行いました。初級の参加者16名は、中国人留学生のチューターから発音指導等を受けながら一生懸命練習した成果を披露していました。
スピーチ終了後には、参加者交流会が開催されました。来場した中国語科の教員、発音等の指導にあたったチューターたちは参加者の労をねぎらいました。また、参加者自身も、緊張がほぐれ笑顔を浮かべ、会場は終始楽しい雰囲気に包まれていました。
最後に、福田国際言語センター長からスピーチコンテストの結果が、南京大学の程教授からは副賞の発表と、特賞2名、一等賞4名、二等賞10名の各受賞者に賞状と記念品が贈られました。引き続き福田センター長から閉会挨拶があり、参加者とスピーチコンテストに関与いただいた多くの方々に改めて謝辞が述べられ、盛況のうちに終了しました。
今回のコンテストには、昨年度コンテスト参加者2名に加え、本学が実施する短期中国語研修参加者5名が出場していました。中国を肌で感じる機会を提供することで、ますます多くの学生に中国に対する興味を持ってもらえればと願って止みません。