- Nagoya
- 2016-06-06
(吉林大学の記事)「吉林大学--名古屋大学学術交流デイ」活動を本学で実行
6月1日、日本から名古屋大学の松尾清一総長一行12人が本学を訪問し、「吉林大学--名古屋大学学術交流デイ」を実施しました。
この学術交流デイは本学設立70周年記念式典の一環として実施され、大学の学術委員会楊振斌委員長が開幕式に列席し、挨拶をしました。楊振斌委員長はまず代表団の来訪を歓迎し、松尾清一総長の「従来の欧米重視の姿勢から日本とアジアに向け」の観点に感心している意を表明しました。楊振斌書記長から、名古屋大学は本学と長い交流歴史を持つ大学で、近年は連携が益々密接になり、両大学は新しい発展と挑戦に直面するとともに、今回の学術交流を機に互いに深く理解・協力し合い、中日両国間の高等教育の発展に積極的に貢献することを期待している旨述べました。
松尾清一総長は楊振斌書記長の意見に賛同するとともに、本学が実施した「吉林大学--名古屋大学学術交流デイ」の開催における多大なる協力に対して、感謝の意を表明しました。また、松尾総長は名古屋大学の経営特徴と国際戦略を詳しく紹介し、アジア諸国、特に中国の大学との連携を更に強化し、今回の交流を通じ協力関係が深まるとともに双方が益々発展することを期待している意を表明しました。
松尾清一総長は日本で著名な腎臓内科の専門家で、現在は日本腎臓学会の理事長に就任されており、長年の臨床経験を積まれ、権威のある刊行物に発表した論文は約百篇に昇ります。医学分野での研究成果と国際的な影響力に基づき、本学は松尾清一総長に名誉教授の称号を授与しました。松尾総長は、吉林大学から名誉教授の称号を受けることは非常に光栄なことであり、本学と名古屋大学間の医療教育、産学連携及び病院運営などにおいて、連携を推進すべく努力する旨述べしました。
学長補佐、公共外交学部の劉徳斌学部長は開幕式の司会を務め、広報部、研究生院、教務処、外国語学部、物理学部、化学学部、機械科学与工程学部、環境与資源学部、第一病院、国際合作処などの関係者も列席しました。
開始式の後、松尾総長は本学の外国語学部と名古屋大学国際言語文化研究科が共催した「中日比較文化シンポジウム」で挨拶し、その後図書館の古籍保管場所と考古芸術博物館を見学しました。午後、松尾清一総長は第一病院を見学し、”Education, Research, and Innovation at NU School of Medicine and University Hospital-Contributing to Human Society through Education, Clinical Practice, and Medical Research”と題した講演を行いました。
代表団の他の成員も、関連学部や機関などにおいて様々な学術交流活動を展開しました。渡辺芳人理事はState Key Laboratory of Inorganic Synthesis & Preparative Chemistry及びState Key Laboratory of Supramolecular Structure and Materialsを見学し、生物超分子及び化学生物科学研究分野の教授や大学院生と最新の研究課題について意見交換をしました。国際文化研究科の福田真人教授、胡潔教授、星野幸代准教授らは、外国語日本語科の学生にそれぞれ学術講座を行いしました。工学研究科の梅原徳次教授、張紹良教授らは機械科学与工程学部を訪問し、学部の執行部や教員と会談しながら今後の具体的な研究分野について検討しました。環境科学研究科の篠田雅人教授は環境与資源学部の執行部や教員代表と会談をし、教員と学生に「Climate hazard crises in arid Eurasian societies and environments: Evolving a multi-hazard focused approach」をテーマとした講演を実行しました。国際教育センターの伊東章子講師ら2名の講師が留学説明会を行い、名古屋大学への留学申請及び専攻の選択などについて詳しく紹介しました。
一日の滞在でしたが、名古屋大学学術代表団は本学と産学連携、学術交流及び教員と学生の交流などにおいて、交流を深めることができました。
名古屋大学は1871年に設立した世界でも有名な日本のトップレベルの国立総合大学であり、世界ランキングは77位です(QS2016)。医学、環境、情報、機械航空科学、物理などの分野が強く、特に理工系は世界でも有名です。日本の13名のノーベル賞受賞者のうち、6名が名古屋大学の関係者です。本学は名古屋大学と1985年に全学学術交流協定を締結し、最初に交流関係を築いた日本の大学の一つとして、今までの31年の交流歴史のなかで、本学のハイレベルな人材育成、科学研究連携、学術交流及び国際会議の共催などにおいて、実質的な成果をあげてきました。
(以上は訳文 です。原文は下記のリンクをご覧ください。)
http://oic.jlu.edu.cn/index.php?action=news_detail&nid=621