平成28年度第3回希平会に参加

1216日に、平成28年度第3回希平会が桜美林大学北京事務所のある陳経綸中学にて開催され、名古屋大学を含め18の大学および3の政府関係機関の教員、事務職員及び中国現地スタッフが一堂に会しました。当センターからは陳が出席しました。

希平会(日中高等教育交流連絡会)とは、中国に事務所、拠点、同窓会組織等を持つ日本の大学、政府系機関、研究所等を中心に組織された団体で、定期的に北京市内の会場に集まり、日中間の教育・研究に関する情報交換等を行っています。

日本学術振興会(JSPS)北京連絡センターの渡辺副センター長が司会を務め、はじめに新規出席者の紹介があり、続いて各大学の活動報告を行いました。当センター陳より、上海に事務所を構える17の大学を紹介し、また上海名古屋大学同窓会の活動について報告しました。続いて、ダブル・ディグリーおよびジョイント・ディグリー・プログラムについてのディスカッションが行われ、名古屋大学が日本で最初に海外の大学とジョイント・ディグリー・プログラムを設置した事例が挙げられました。その後、清華大学・野村総研中国研究中心の松野豊理事・副主任による講演がありました。

講演後は、科学技術振興機構(JST)北京事務所茶山所長より、資料に基づき、2017年に開催されるJST 主催日中大学フェア&フォーラムの概要について説明があり、特にフェアの部分について改善を図るため、日本の大学から意見を集めたいとの要望がありました。最後に日本大使館菊池一等書記官より、大学と連携した微博による情報発信及び留学手続きセミナーについて報告がありました。928日の名古屋大学の掲載においては閲覧数が7万、転送数が41、コメント数が55との報告があり、今後に向けた取り組みについても言及がありました。

希平会後は、会場付近のレストランにて、大使館、各大学·機関との意見交換会が開催されました。所属機関の垣根を越えて職員同士が親睦を深めるとともに、日中間の大学事情についての情報交換が行われ、大変有意義な機会となりました。

 

清華大学・野村総研中国研究中心の松野理事による講演