名古屋大学・竹下理事が大連理工大学・郭学長を訪問

 12月5日、大連理工大学メインビル312室において、郭東明学長が名古屋大学理事・事務局長・全学技術センター長である竹下典行氏らの訪問を受けました。この会談では、名古屋大学全学技術センターと大連理工大学関連学科・関係分野などの今後の連携について話し合い、国際合作与交流処、工程訓練センター、科学技術研究院、材料科学工程学院の部門長、教員代表なども同席しました。

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大連理工大学はこれまで国際交流に力を入れてきたため、現在世界200余の名門大学と学術交流協定を結んでおり、本年の6月には名古屋大学とも学術交流協定を締結しています。郭学長は、交換留学、研究者交流、共同研究を展開するなど、今後の関係を強化していきたいと表明しました。今回の名古屋大学の訪問をきっかけに、お互いの強い分野を伸ばし、研究および協働人材の育成において、さらに広い分野での交流を強化したいと述べました。

竹下理事は、大連理工大学は数多くの分野において研究が優れ、特にイノベーション能力の高い人材を育成している点を評価しました。今回の訪問を通して、名古屋大学は大連理工大学を深く理解することができ、今後、名古屋大学全学技術センターと大連理工大学工程訓練センターがそれぞれの強みをコラボレーションし、両大学の実質的な交流をさらに推進できるよう期待していると述べました。

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6日には、共同シンポジウム「大連理工大学—名古屋大学実験技術とラボ管理」が開催されました。名古屋大学の講演に続き、大連理工大学からは工程訓練センター、基礎科学実験教学センター、電工電子実験教学センター、化学分析測定センターの教員が講演しました。この他、精密特殊加工教育部重点実験室、機械工程実験教学センター、精細化工国家重点実験室、過程装置と制御工程実験室からも関係者が出席し、議論に参加しました。

シンポジウムに続いて、竹下理事らは施設やラボを見学しました。今後の交流計画の具体化がとして、竹下理事は2017年の第3回日本実験技術職員国際シンポジウムの開催を紹介し、大連理工大学の職員の参加を呼びかけました。このシンポジウムで技術職員を主体とした国際交流を展開し、全学の研究にさらに力強いサポートを提供できるようになることを期待していると述べました。

名古屋大学全学技術センターは名古屋大学の技術支援を提供している部局です。6つの業務内容:装置開発、安全衛生、分析部室、制御措置、情報通信、生物生体を通して、全学にわたる教育、研究に技術支援サーヒスを提供することを目指しています。

作者:姜雪 曲媛  提供先:新聞中心 国際合作与交流処