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インターナショナルレジデンス山手

 

インターナショナルレジデンス山手は、さらなる留学生支援のために不足する留学生用宿舎を整備する目的で、山手キャンパスの一角に国際交流会館として平成22年3月に完成しました。山手キャンパスの敷地形状を考慮して建物を南北軸とし、中央の外部廊下(ストリート)を挟んだ形で居室を配置しています。山手キャンパスには、既設の国際嚶鳴館(日本人と留学生との混住型宿舎)があり、これと隣接した位置にあることから、外観的には一つの建物群を形成しつつ、建物内の作りは「単身用住居」の集合(ワンルームマンション)で、開放廊下型の二つの住棟から構成され、留学生個々のライフスタイルを尊重した建物となっています。

一方、エントランスへ向かう幅20m のアプローチ(交流広場)は、環境にも配慮した透水性平板ブロックで敷き詰められ、建物に導かれる感じの開放的な空間を構成しています。さらに、交流広場の両側には桜(ソメイヨシノ)を配し、春を醸し出す演出がなされ、日本情緒を感じることのできる国際交流の場となることを期待しています。

建物規模は、鉄筋コンクリート造(壁式構造)地上3階建て、延べ面積約2,000m2であり、戸数は106戸(15m2/戸)です。

各居室の特徴としては、安全性・防犯性への配慮として、共用部と共通の非接触型カードキーによる電池錠システムを採用するとともに、非常押しボタンによる非常警報システムを採用しています。また、玄関扉にはジャロジー(換気窓)を設けており、中間期には有効な自然換気を行うことができます。その他主要設備として、ユニットバス・トイレ、IH ヒーター対応ミニキッチン、エアコン等を装備しています。

また、建物内中央の吹き抜けの外部空間は、自然採光、自然換気等、自然エネルギーを活用したエコロジカル・ウェルであるとともに、立体的な視認性によって居住者に一体感と共生感を与えるコミュニケーション空間でもあります。また、上下階の見通しを良くし、人の気配を察知しやすくすることにより安全性・防犯性を高める効果もあります。

省エネルギー対策としては、通常より厚い断熱材の施工、複層ガラスの採用、屋根の遮熱シート防水の敷設などにより、空調ランニングコストの低減を図っています。

今回のインターナショナルレジデンス山手の建設により、不足する留学生宿舎に対して一定の整備をすることができました。しかし、国際化拠点整備事業(グローバル30)の推進による留学生の増加や国際的に通用する人材の育成、キャンパスの国際化のためにも、さらなる施設整備が要求されています。今後も、これらの期待に応えるため、新たな整備手法を検討しながら施設整備を進め、本学の国際化の推進に貢献していきます。

 

「名大トピックス」NO.205 1011ページ

 

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クリック数:  更新日付:2010-07-02 11:29:09  【印刷】  【閉じる