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Nagoya
- 2025-07-14
楊嫻総領事、名古屋大学と日中協力の未来を語る
2025年7月4日午後1時、在名古屋中国総領事館の楊嫻総領事は、李巧領事、張戈領事スタッシェを伴い、名古屋大学を訪問し、東海国立大学機構の松尾清一機構長および名古屋大学の杉山直総長と懇談しました。名古屋大学国際交流センターの張紹良教授、曾剛副主任、劉蕾副主任も同席しました。
松尾機構長と杉山総長は、楊総領事一行を歓迎しました。現在、名古屋大学と岐阜大学には計1,400人以上の中国人留学生が在籍しており、共同研究や学術交流において顕著な成果を上げていることを紹介し、松尾機構長は「科学に国籍はなく、技術は人類全体の利益となる」との理念を強調しました。先の中日高級别人文交流磋商で合意された「教育連携の深化」と「留学生交流の拡大」に向け、同機構が学術的強みを活かし、中日関係の発展に貢献する方針を示しました。
杉山総長はPPTで名古屋大学の特色を説明し、中国の大学が「ダブルディグリー・プログラム(DDP)」を重視する傾向に触れながら、今後の連携構想を語りました。質疑応答では、楊総領事が「中日協力の課題」や「東海国立大学機構の運営効果」について質問し、杉山総長は「大連理工大学や上海交通大学などの短期留学プログラムで語学力を強化した中国人学生が、長期留学へスムーズに移行している」と回答しました。特に9月に名古屋領事館主催で実施予定の「訪中団・雲南ツアー」について重点的に協議し、学生相互訪問を通じた友好の深化を確認しました。この取り組みは日本の高等教育改革のモデルケースとなる可能性を秘めています。

懇談後、楊総領事一行は東山キャンパスの施設を視察しました。20世紀中国を代表する作家・郁達夫(旧制第八高等学校出身)の記念碑を訪れたほか、7月1日に新設された社会連携施設「コモン・ネクサス(Common Nexus)」も視察しました。同施設は産学連携・社会教育を推進する展示スペースや交流エリアを備え、学術成果の社会還元を目指しています。

今回の会談は、名古屋大学と中国総領事館及び中国の大学間の相互信頼をさらに強化するものとなりました。双方は「教育協力が中日友好を促進する持続的な原動力である」との認識で一致し、今後の学生交流や共同研究などの分野で継続的に連携し、両国関係の発展に新たな活力を注いでいく方針を確認しました。

左から曾刚,张绍良,杉山直,松尾清一,杨娴,刘蕾,张戈,李巧(敬称省略)