奈奈の中国留学日記(2026年3月4-11日)

3/4, 5

セントレアを出発

 さみしい。矢場とんを食べた。中国には矢場とんがないらしい。

 

・上海についた。

 税関のおじさんが優しくて、南京大学に行くんだねすごいね、あなたが書く中国語の字きれいだね、と褒めてくれた。

 ルンルンで入境。ニーハオ中国。4か月よろしく。

 

・インターネットのこと

 出国前に、香港対応eSIMVPNを契約しておいてよかった。上海の空港も当然中国のネットワークだから、何も準備せずに到着してしまうと、日本のネットにアクセスする術を失ってしまう。

 VPNを切り替えるのがめんどくさい。

 あと、私の支付宝に紐づけたクレジットカードは決済のたびに日本の電話番号にワンタイムパスワードが送られるので、海外ローミングの設定をしてから出国しておいて本当によかった。

 ネットの準備の重要性の高さは中国特有だなあと実感する。

 

・意外とみんな静か

 今まで中国に来たときみんな声が大きいという印象があったし、至るところで「请勿大声喧哗(大声で喧嘩するな)」という看板を見かけていたから、遮音のためにイヤホンをずっと耳にはめて過ごす覚悟を決めていた。

 ところが、空港でも地下鉄でも高铁の駅でも、みんなとても静か。正直びっくりした。でも、地下鉄で喧嘩してる人はいた。

 夫婦喧嘩っぽかった。学校では習わないような罵倒の言葉が飛び交っていて面白かった。

 

・みんな優しい。けど

 日中関係が難しい状況にある中で渡航して、日本人とバレたら何か言われると思い込んでいた。

 しかし、高铁售票口のおじさんも、中国移动(電話会社)のお姉さんも、コンビニのおばさんも、私が日本人だと分かっても、特に何も言わない。

 私は自分のことを勝手に「小さな外交官」だと思い込んで生きているので、ニコニコしながら谢谢を言うように心がけていて、これをするとみんなニコニコで応えてくれる。

 

・寒い

 中国三大熱地獄都市というくらいだから南京の3月は適温なのかと思い込んでいたら、めちゃくちゃ寒い。ヒートテックにニットでも寒い。湯舟がないから温まれない。

 

室友がいる生活

 今まで実家暮らしと一人暮らししかしたことがなかったので、他人と暮らすことに不安があった。

 しかし、幸いにもルームメイトがとてもフレンドリーで、ほどよい距離も保ってくれる。困っていることを何気なく話すと、彼女の経験やツテを使って解決してくれる。

 その子の友達も含めてご飯に誘ってくれて、孤独も感じない。

 大学内を案内してくれたり、注册についてきてくれたりと、甘えっぱなしで申し訳なくなる。

 ルームメイトにとても恵まれた。私は半年で帰ってしまうが、この子にもなにかお礼をしたいし、別の場所でも誰かを助けたいなあと自然と思った。

 

鸭血

 鴨の血を固めたもの、鸭血。私はもともとあんまり好きじゃないが、南京の名物らしい。克服したい

 

・中国語を使ってる自分

 中国語でベトナム人同学3人と冗談を言い合っている自分、話している間は「この表現が思いつかない!うああああ」と思うが、客観的に見てみると、3年前の自分には考えられないくらい中国語が進歩している。

 

・外国語が話せるようになること

 奨学金、めちゃくちゃありがたい。同じ奨学金をもらってきている人はみんな中国語ペラペラ。

 でも、ここまで育てた環境がそれぞれにあるんだよなと思う。

 ルームメイトも自費留学生で、ゼロからたくさんのお金を払って中国語を身につけている。

 私も交換留学には行ったが、語学学校には行っていない。でも、最終的に身につけた語学力で奨学金をもらうことができた。

 これは、交換留学と大学のプログラム(無料のオンライン留学やスピーチコンテストなど)、

 大学の中国語サークルや自習して受けたHSK、中国語の授業などで身につけたのが大部分だと思うので、お金はそんなにかからずに身につけたんだなあと気づいた。

 もちろん両親にはたくさんサポートしてもらったが、語学学校にいかなくても言語は身につけられるという、自分の経験に対する自信になった。

 身の回りにあるリソースを活用するのが大事だなあ。

 

・中国語漬け

 注册と買い物と友達との会話、100%中国語。ここまで中国語漬けなのは初めてかも。

 日本人といると日本語を使ってしまう。今の自分の中途半端な語学力で、この環境で修行できるのはめちゃくちゃありがたい。

 

・なんとかなる

 知らないことだらけ、家の周りも知らないものだらけだが、ちょっと散歩して、仲良くなった人に臆せず聞いていたら、1日で生活が整ってきた実感がある。なんとかなる~

 

・デカい犬、モフモフの犬

 犬をモフモフしたい。宿舎の周りにゴールデンレトリバー、プードル、シュナウザーなどいっぱいいる。リードなしでお散歩されてるのもいて、フリーダムで面白い。

 そのうち「触らせてください」と頼んでしまいそう。

 

・フルーツ天国

 同学がフルーツ屋さんに連れて行ってくれた。日本よりも安くて、量が多くて、種類も多い。フルーツ天国!中国各地の、例えば新疆のフルーツもある。いろんなフルーツを食べて帰りたい。

 なんでこんなに安いんだろう?ベトナム同学も、ベトナムもこれくらい安いよ、日本は高いでしょと言っていた。

 

・大学

 大学内は、街中ほど防犯カメラが多くない。とにかくキャンパスが広い。

 トラックで軍事行進?の練習して、録画してる人たちがいた。女の子もやってた。

 ジムは無料らしい。図書館は24時間空いてるわけではないらしい。

 

・バイト禁止

 1年半留学しているベトナム同学に、バイトしないの?と聞いてみた。長期の留学でも、外国人はバイトできないらしい。

 その同学が言うには、「人が多すぎて中国人でも仕事を探すのが大変なんだから、多言語を話せたりスキルを持っていたりする外国人は簡単に職を奪えちゃうからバイト禁止なんだよ」と教えてくれた。

 労働力が足りなくて外国人を呼び込もうとしてる日本と真逆だー。

 

・円安

 許せん 物価がバカ高い感じはしないが、去年中国に来たときは日本円×20すればよかったのが、今は手数料込みで日本円×25ぐらいしないといけない。

 奨学金をもらっているとはいえ、バイトもしていないからこの円安はこたえる。すべての買い物が日本よりすこーしだけ高い。

 淘宝など、激安通販を活用していきたい。ベトナム同学の一人は、淘宝の買い物が楽しすぎて今日だけで5万円近くの買い物をしたという画面を見せてくれた。

 ハマりすぎにも気を付けたい。

 

3/7,8

外卖すごい

 週末外に出るのがめんどくさかったので、美团外卖を頼んでみた。

 安い。とにかくたくさんクーポンが湧いてくるので、何を使えば安いのかもよくわからない。南京は大都市だからか、料理もたくさんの選択肢がある。

 こういうシステムがとても発達していて、中国ってすごいなあと思う。

 

微信支付宝もすごい

 すべての支払いがこれでできる。二维码を読み込むだけで、料理の注文や観光地の地図の印刷などもできる。あまりに便利で怖い。

 

・いつか轢かれる

 車の運転が荒い。バイクに乗っている人もスマホをガン見していて前を見ていない。1時間に5回ぐらい轢かれそうになる。

 自分がいくら気を付けていても、車がものすごいスピードで発進するので、これはいつか轢かれるなと思った。

 

・友達できるかな

 寮に来て3日、ルームメイトのおかげで色々なことを教えてもらったり、数人知り合いができたりした。

 この週末は一人で散歩して過ごしていて気楽だったのだが、交換留学のように中国人学生と直接接する機会は少ないから、意識して過ごさないと単調な生活になってしまうなと危機感を抱いた。

 マイペースに、でも少し自分に負担をかけて人間関係を構築したい。どこに行けば中国人と仲良くなれるの

 

3/9-11

・授業 

  HSK6級持ってると言ったら、一番上のクラスになった。外務省の派遣留学だったり、南京大学の本科4年間を卒業して大学院に入学予定だったり、幼少期に中国に住んでいたりしていた人たちが同学。

 明らかに私とレベルが違う。老師の言っていることは95%聞き取れるが、頭の中で処理しきれなくて、中国語で思考することがまだ全然できない。

 日本語で言われても難しいことを言われている。たぶん。

  老師が同学全体に問いかけて、同学が口々に答えるシーンが多い。

 もちろん個別に当てられることもある。同学の7割は前のクラスからの持ち上がりなので雰囲気に慣れているのかもしれないが、

 私はなかなかこのスタイルで発言することができないし、そもそも中国語にして社会問題を論じることができる自信がない。

 毎日やること(予習復習)やっていればそのうち慣れるかなあ。例文を読み上げるときも、ほとんどの漢字は読むことができるが、声調があっているか不安で自信がなくなってしまう。

 そして、確認してみると大体声調が間違っている。これまで自分がどれだけ適当な中国語を話していたのか、強く思い知らされる。

 

・友達できた 

 でもまだちょっと疲れる なんだかんだ毎日同学やルームメイトがご飯に誘ってくれて、孤独を感じることはないし、話していてとても楽しい。

 同学とは中国語で話すのも楽しい。日常会話は完全に同じくらいのレベルだから、ひるまず話せる。

 でも、ずっと一緒にいるのはまだ正直疲れるから、夕方日本の友達と電話したり、一人で日本語の動画を見たりする時間が必要。すごく楽しいけど、刺激的なぶん、生きているだけでけっこうヘトヘト。

 

・アジア人はアジア人、西洋人は西洋人で固まる

 中国の地理の授業と太極拳の授業も受けてみた。

 面白いし、この二つは割と簡単な中国語を使ってくれるので、言語野が疲れるということはあまりない。中国っぽい授業で楽しい。

 今のところ仲良くなった人たちは、ベトナム人、韓国人、マレーシア人、モンゴル人。クラスの様子を見ていても、アジア人はアジア人で固まっているなという印象がある。

 使う言語は集団によって中国語だったり英語だったりロシア語だったり様々だが、人種(?)が混在している集団はあまり多くない。不思議だー