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Nagoya
- 2026-03-27
法学部学生代表团の上海短期研修
3月5日〜3月10日、名古屋大学法学部の学生9名が参加する「CAMPUS Asia Program」短期研修が実施されました。本プログラムの企画・運営および引率は、当センターが全面的に担当しました。研修期間中、参加者は名古屋大学の交流協定校に所属する学生たちとの対面交流、愛知県上海事務所と在上海日本国総領事館の訪問、さらに名古屋大学の卒業生が勤める企業への訪問などを通じて、中国教育の現状に対する理解を深めるとともに、日中両国の学生間の友好を深めました。また、キャリア形成において豊富な経験を持つ卒業生から提供された貴重な助言は、学生たちに深い感銘を与えました。今回の訪中は、名古屋大学の学生たちが中国の社会と文化への理解を一層深める機会となり、日中青年交流を促進する重要な契機となりました。
3月6日午前には、名古屋大学、大阪大学、上海交通大学の学生が上海交通大学閔行キャンパスに集い、三大学による学生交流イベントが開催されました。交流会では、名古屋大学の学生たちが名古屋の建築、飲食文化、伝統文化、キャンパスライフを生き生きと紹介し、特にノーベル賞受賞者の輩出という名古屋大学の卓越した学術的伝統に触れながら、その魅力を伝えました。大阪大学の学生たちは関西ならではのユーモアを交えながら大阪の風土やキャンパスライフを紹介し、上海交通大学の学生たちは日本語で自身の故郷の食文化やキャンパスの便利で魅力的なスポットを紹介しました。三大学の学生たちは生き生きとした交流を通じて、異文化間の交流と融合を体感し、互いの理解を深めました。
大阪大学人間科学研究科の山崎教授は、学生たちの発表を聞き、異文化交流における学生たちのオープンな姿勢と率直な表現力を高く評価しました。山崎教授は、若い世代による自由な交流と意見交換が文化間の壁を取り払い、相互理解を促進することにつながるとし、学生たちが今後も多様な文化に対する探求心を持ち続け、将来の日中文化交流を牽引する存在となることを期待すると述べました。また、上海交通大学外国語学部の陶慶副学部長は、両国の学生たちが持つ純粋で熱意あふれる交流の姿勢を高く評価し、さらなる交流の深化と相互学習を通じて、日中文化交流の発展に貢献するよう期待を寄せました。
なお、本イベントは外国語学部日本語学科の金文峰主任ならびに教員各位の多大な支援のもとで実施されました。外国語学部からは、大学が独自に開発・デザインした馬年の記念ぬいぐるみマスコットが学生たちに贈られました。この心遣いに学生たちは温かさを感じ、手に取って愛おしそうにしていました。交流会終了後、三大学の教員と学生たちは昼食を共にし、和やかな歓談のひとときを過ごしました。その後、参加者たちは連れ立って上海交通大学のキャンパスと大学グッズショップを訪れました。

午後には、参加者たちは「一水の隔て」となる華東師範大学を訪問しました。華東師範大学外国語学院の韓春紅書記は、名古屋大学、大阪大学、上海交通大学からの訪問者を歓迎する挨拶の中で、今回のような日中相互学習の機会を通じて、両国の文化交流を深め、学術・文化の交流と普及を支援していきたいとの意向を示しました。続いて、四大学の学生たちは「AI For Good」をテーマにグループディスカッションを行い、名古屋大学4年生の学生が代表として討論のまとめを発表しました。外国語学院日本語学科の尤海燕主任は、日本古典文学、教育学、現代文学を専門とする同科の教員を率いて本イベントに参加し、専門的見地からの学術的サポートを提供しました。

3月9日、学生たちはまず愛知県上海事務所を訪問しました。名古屋大学の学生たちは同事務所の中国における活動内容に強い関心を示し、活発に質問を投げかけました。鈴木健大所長はそれぞれにユーモアを交えて回答し、交流の場は終始和やかな雰囲気に包まれました。その後、学生たちは徒歩で在上海日本国総領事館を訪れました。教育分野を担当する神田将司領事は、日中文化交流や在上海日本人に対する支援施策について説明しました。学生たちは、自身の専門的背景や異文化に対する観察眼を踏まえながら、数多くの示唆に富む質問を投げかけ、海外で活動する日本人の仕事や生活の実態について理解を深めました。

午後には、法学部の先輩であり、上海名古屋大学同窓会幹事の万家駿氏が所属するアーンスト・アンド・ヤング(中国)企業諮詢有限公司を訪問しました。万氏は、名古屋大学法学部から国際的なコンサルティング業界へと進んだ自身のキャリアを振り返り、法学分野の卒業後の進路や日中企業文化の違いなどについて学生たちと率直に意見交換を行いました。先輩と後輩との間の深い対話は、学生たちが将来のキャリア形成に対する認識をより明確にする契機となり、「継承」の意義を体現する貴重な機会となりました。

今回の上海での交流研修は、充実した内容の行程となり、学生たちにとって大きな成果をもたらすものとなりました。上海での関係者との交流を通じて、学生たちは上海、さらには中国に対する新たな認識と理解を得ることができ、非常に意義深い活動となりました。