心安き処、吉き友と偕に——上海名大同窓会2026年浙江安吉への一泊旅行

  2026418日から19日にかけて、上海名古屋大学同窓会は、安吉において一泊二日の春の旅を開催しました。同窓会とそのご家族合わせて15名が参加し、さらに本センターの張紹良主任とスタッフの許可も同行しました。

  今回の旅は、新旧の校友同士の交流を深め、同窓会の結束力を強めるとともに、校友文化の継承と発展を促進することを目的として実施されました。

Day 1

Part 1 : 南潯古鎮の見学

  午前8時、イベントに参加した同窓生たちは、本センターの事務所に集合した後、バスでご出発しました。約2時間後、今回の旅程の最初の目的地である南潯古鎮に到着しました。到着後、参加者全員で、地元の絹商人の富と伝統を象徴する「四象八牛」の彫刻の前で、名古屋大学の旗を掲げて記念撮影を行い、その後は各自で散策しました。

66 4.JPG

  特筆すべき点として、現在南京大学に留学中の名古屋大学卒業生、石田奈津子さんが今回のイベントにお越しになり、南潯古鎮にて同窓会一行と合流されたことが挙げられます。石田さんは流暢な中国語で、先輩卒業生の方々とご交流されました。中日文化の融合と交流は、会話の随所に表れており、終始和やかな笑い声が絶えませんでした。イベント中、まさに「マスコット的存在」として、皆さまから親しまれていました。

Part 2 :安吉茶山&郷問書院

  午後の1時に一行は集合し、バスにて「白茶の里」として知られる安吉へ向かいました。新しく人気のスポットとなった「小杭坑」を訪れ、雄大な自然の風景を堪能しました。

茶山合影_副本.jpg

Part 3 :郷問書院の懇親会および奨学金授与式

  一日の行程を終え、一行は、同窓会幹事の周新宏および張雪梅ご夫妻が運営する民宿「郷問書院」に到着しました。こちらの施設は、「名古屋大学上海同窓会安吉郷村実践基地」としても位置付けられており、今回は同窓会活動のため施設全面貸し切りでのご対応をしていただきました。おかげで参加者全員、完全なプライバシーと静寂に包まれた環境の中で、特別な心温まるひとときをご堪能いただきました。このようなVIPレベルの特別体験にもかかわらず、ご負担いただいた費用は象徴的なものでした。これもひとえに、周新宏と張雪梅ご夫妻による同窓会活動に対する格別なご支援と、深いご厚情の賜物でございます。

新书院.jpg

  民宿の館内は清潔に保たれており、客室は明るく広々としていました。客室の設えはデザイン性と実用性を兼ね備えており、校友の皆さまに快適な宿泊環境を提供することができました。また、張紹良主任は貴重な贈り物として【なごみ桜】をご持参されました。これは、名古屋大学が全面的に手がけた日本酒で、農学部東研究棟前に咲く八重桜から分離された桜酵母と、名大東郷農場で栽培された「若水」という酒米を用いて醸造されています。年間わずか1000本の限定生産であり、皆さまは、母校が醸したお酒をぜひ味わいたいと、大変なご関心をお示していました。

颁奖酒_副本.jpg

  その席上、同窓会上海支部の張豪会長と張紹良主任が共同で、石田奈津子さんに対し賞状と奨学金を授与しました。これは、中国留学中に石田さんが示した熱意あふれる誠実な姿勢と、刻苦勉励な努力を称えるものです。本企画は、同窓会が海外で学ぶ名大の学生に対し、深い関心と支援を寄せていることを示すとともに、校友同士の絆を深め、優秀な後輩を支援する上で、同窓会が積極的な役割を果たしていることを改めて示す機会となりました。

  引き続き、同席された校友の皆さまと共に、同窓会の今後の活動方針や内容の企画、また優秀な同窓生へのインタビュー活動をどのように展開していくかについて、基礎的な意見交換と検討を行いました。参加者の間では、同窓会とは単に交流を深めるための架け橋であるのみならず、同窓生のリソースを結集し、相互扶助・協力を推進する重要なプラットフォームである、という認識で一致いたしました。今後、同窓会は情報共有、キャリア形成支援、同窓生の活躍紹介などの面で、より一層の役割を果たし、卒業生一人ひとりの成長と母校の発展を相互に促進するよう努めることが望まれる、との認識を示しました。

Day 2

Part 1 :黄浦江源・龍王山景勝地

  午前9時、同窓生の皆さまは本日の行程の中心目的地である黄浦江源・龍王山景勝地へと出発されました。こちらの景勝地は標高約1587.4メートルで、「黄浦江の源流」と称されております。登山中、同窓生の皆さまは三々五々グループを作り、互いに気遣い合い、励まし合いながら登られました。汪道涵氏の揮毫による「黄浦江源」の石碑前に到着された際には、再び名古屋大学の校旗を掲げて記念撮影を行いました。古来より「桃の花の潭の水 深さ千尺といえども、汪倫の我に送る情には及ばず」という言葉がございますが、今まさに「浦江の源流 長さ千里といえども、名大の校友の情には及ばず」と詠えるでしょう。これこそ、同窓生の皆さまの深き絆を生き生きと映し出すひとときとなりました。

古诗_副本.jpg

  長年にわたり安吉で民宿を経営されている同窓会幹事の周新宏は、登山経験が豊富で、体力も十分にあり、一行を先導されただけでなく、ご自身で校旗を石碑の上部の高所までお持ちになり、大変意義深い写真を残されました。このお姿は、今回の登山イベントの中でも特に印象深い一幕となりました。

登顶_副本.jpg

  時間の制約と参加者の皆さまの総合的な体力状況を考慮し、今回の登山イベントでの最終的な到達標高は約550メートルとなりました。山頂には達することができませんでしたが、皆さまは山々の美しい風景の中で心身ともにリラックスされ、助け合いを通じて同窓生同士の絆を一層深められました。また、大自然からの贈り物である春の筍も収穫されるなど、まさに実り多き登山となりました。

Part 2 :帰途

  短い休息の後、いよいよ別れと帰路の時が訪れました。同窓生の皆さまは民宿の前で記念撮影を行い、名残を惜しみながら、再会を約しました。。石田さんは月曜日に南京大学での授業に戻る必要があることから、皆さまのご配慮により、上海へ向かう途中で、湖州高速鉄道駅に立ち寄り、石田さんを送るすることとなりました。このご配慮は、同窓生の皆さまの後輩に対する温かい思いと心遣いを示すものでございます。

  長旅の疲れもありましたが、同窓生の皆さまは終始快活なご様子で、今後も引き続き同窓会が主催する各種イベントに積極的に参加していきたいとの意向が示されました。

尾声_副本.jpg