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Nagoya
- 2026-10-13
2026年「中国持続可能な都市発展」夏季中国短期研修
2026年9月12日から20日にかけて、名古屋大学をテーマとする短期研修「大連・長春・上海から見る中国の持続可能な都市発展」が実施されました。本研修は本センターが企画し、実施から引率まで一貫して担当いたしました。日本、韓国、モンゴルから名古屋大学の学部生・大学院生9名が参加し、工学、人文、法学、農学、情報学など多様な専門分野の学生が中国の都市発展、産業の現状、文化交流などをテーマに現地での訪問・交流を行いました。
9月13日、本センターの劉蕾副主任が引率教員として研修団を率いて大連に到着しました。翌14日には、大連の歴史的な街並みである東関街を訪れ、地域の歴史や文化に親しむとともに、校友による「China on the Move: The Rise and Impact of High-Speed Rail」と題したの講演を聴き、中国の高速鉄道の発展と経済・社会への影響について理解を深めました。また、大連に留学中の名古屋大学の学生とも交流しました。その後、研修団は長春へ移動しました。
9月14日午前には、中国語の数字表現を学んだ後、現地の大学に在籍する留学生と、各自の国や都市の持続可能な発展などをテーマに意見交換を行いました。参加者はそれぞれの専門分野や交流経験に基づき、活発な議論を展開しました。午後には「Study on the Development of Changchun, Jilin Province under Regional Cooperation in Northeast Asia」と題した講演聴き、その後、長春の旧施設再生における注目プロジェクト「這有山」を視察しました。
9月15日には、大学の自動車関連学部を訪問し、学生フォーミュラチームなどの活動状況を視察しました。また、「Progress on Thermal Management Systems for the Next Generation of Intelligent Connected Vehicles」と題した講演を聴き、次世代のインテリジェント・コネクテッドビークルにおける熱管理システムの進展について学びました。午後には長春市計画展示館を訪問し、長春の都市史と発展の概要について理解を深めました。
9月16日、研修団は上海に到着しました。名古屋大学上海校友会会長の張豪氏の案内により、長寧龍之夢の新能源自動車(新エネルギー車)展示エリアを視察し、中国の新能源自動車(新エネルギー車)ブランドおよび関連技術の特徴について説明を受けました。その後、本センターと名古屋大学上海校友会が共催する交流会(夕食会)を開催し、上海在住の校友と研修参加学生との交流を促進しました。同日夕方には、静安寺周辺および宇樹ロボットの展示スペースを訪問し、上海における先端技術の社会実装を間近で体感しました。
9月17日には、上海城市計画展示館を訪問し、上海の都市発展の歩みと将来計画について学びました。その後、世紀公園周辺でトヨタ自動車も関与する自動運転プロジェクト「小馬智行」を試乗体験し、上海のAIを活用したスマートモビリティ技術について理解を深めました。午後には大学を訪問し、「上海風景園林建設発展現状と特徴」と題した講演を聴き、上海における緑地・公園整備の現状と特徴について学びました。

その後、研修団は日本国愛知県駐上海事務所を訪問しました。鈴木健大所長から事務所の対中業務内容について説明があり、参加学生からの質問にも丁寧にお答えいただきました。さらに、在上海日本国総領事館を表敬訪問し、岡田勝総領事および教育担当の神田将司領事から、総領事館の日常業務や日中交流の現状についてご説明していただきました。参加学生は、各自の専門分野や研修での見聞を踏まえ、今回の訪問についての感想を発表しました。

午後には、二人の校友による「上海都市空間発展における経験と課題】および「Comprehensive Transportation Development toward Decarbonization and Its Prospect】と題した特別講演が行われました。講演では、上海の都市発展において蓄積されてきた経験と直面する課題が紹介されるとともに、東京と上海の交通体系を比較しながら、エネルギー構造、移動手段、技術活用、都市計画の役割について解説していただき、将来の発展動向に関する考察が共有されました。

張会長が引用されたトヨタ創業者・豊田佐吉の「障子を開けてみよ。外は広いぞ。」という言葉は、多くの参加学生に深い印象を残しました。参加学生からは、「今回の研修で得たものが非常に大きかった」「普通の旅行では聞けない講義やお話を聞けて、すごくいい経験になりました。」「(中国人の)人柄だけでなく、大学の展示館や都市の博物館を見に行くと、壮大な施設や展示があり、自身の大学や都市への愛着感や発展への意欲を強く感じて、中国の未来に対する大きなパワーがこれほどあることを実感できたのが大きな発見でした。」といった感想が寄せらせました。