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Nagoya
- 2014-03-27
赤崎勇本学特別教授が恩賜賞・日本学士院賞を受賞 近藤孝男特任教授並びに岡本佳男特別招へい教授が日本学士院賞を受賞
赤崎勇特別教授が恩賜賞・日本学士院賞を、近藤孝男特任教授並びに岡本佳男特別招へい教授が日本学士院賞を受賞しました。恩賜賞及び日本学士院賞は、学術上功績顕著な科学者を優遇するための機関として文部科学省に設置され、学術の発展に寄与するため必要な事業を行うことを目的とする日本学士院が、学術上特にすぐれた論文、著書その他の研究業績に対し授賞するものです。
今回、赤崎特別教授の授賞対象となった研究題目は「高品質GaN系窒化物半導体単結晶の創製 とp-n接合青色発光デバイスの発明」です。LED照明などで実用化されている全てのGan系窒化物半導体材料及び素子の研究開発の出発点となりました。
近藤特任教授の授賞対象となった研究題目は「シアノバクテリア概日時計の再構成と計時機構の研究」です。タンパク質とATPのみで24時間のリズムの作成に成功し、タンパク質が地球の一日を記憶し「時計」として機能することを証明しました。
岡本特別招へい教授の授賞対象となった研究題目は「らせん高分子の精密合成、構造、機能に関する研究」です。自らが見出した不斉重合に関する基礎研究の成果をもとに、世界に先駆けて一方向巻のらせん高分子の選択的合成に成功しました。