中国交流センター10周年記念式典及び日中環境シンポジウムの開催

  2005年11月に、名古屋大学初の全学的海外拠点として設置された名古屋大学上海事務所は、その活動範囲を中国全土に広げ、2014年中国交流センターに改称、今年10周年を迎えることとなり、9月22日(火)に10周年記念式典を挙行しました。

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開式の辞を述べる松尾総長                                                                             基調講演を行う甲斐憲次 環境学研究科 教授

式典は、松尾総長の開式の辞に始まり、黄震上海交通大学副学長、片山和之在上海日本国総領事館総領事、平野眞一元名古屋大学総長などご列席いただきました来賓の方々よりご挨拶を賜りました。その後、環境学研究科 甲斐憲次教授ほか2名の研究者による環境をテーマとした基調講演、張紹良中国交流センター長によるセンターの活動報告、引き続き、中国語研修でのホームスティ受入調整などセンターの活動を支援いただいている全学同窓会北京支部及び上海支部の関係者へ同センター幹事としての委嘱状交付式を執り行いました。式典には本学の協定校や全学同窓会など、約100名に出席いただき、式典終了後にはレセプションを開催し、和やかな雰囲気のなかで閉会となりました。

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中国交流センター幹事への委嘱状交付式                                                              式典終了後のレセプションにて

翌23日には、日本学術振興会との共催で、「Environmental Issues in China」と題した日中環境シンポジウムを開催しました。中国の協定校からの講演者が、中国における環境問題をテーマとした研究発表を行い、上海交通大学の学生等も参加して、活発な議論が展開され、日中双方の環境問題に対する意識の高さが表れていました。

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環境シンポジウムにて研究発表を行う片山新太 エコトピア科学研究所 教授


  中国交流センターは、学術交流、広報活動、留学生の派遣・受け入れなど今後も様々な活動を行っていき、それらの活動が日中間の架け橋となり、より一層の交流が行われることが期待されます。