当センターは交大附中と協力し留学の新たな可能性を模索する

    このたび、上海交通大学附属中学募集事務室の何主任、名古屋大学中国交流センターの劉蕾副主任を学校に招待し訪問を受けました。何主任は熱意と誇りを持って、学校の発展の歴史、在校生が受賞した数々の科学技術創新賞を紹介しました。

    上海市の重点高校である交大附中では近年卒業生の進学率が着実に上昇しており、毎年約50%の卒業生が「交北復清」(上海交通大学、北京大学、復旦大学、清華大学)といった国内トップレベルの大学へ進学しています

    両者は、現在の高校生今後のキャリア発展や海外留学の最新トレンドについて議論を交わしました。会談では、進学に対するプレッシャーやと将来展望について意見を交わし、特に日本留学の優位性や留学プロジェクトに関して要な合意が得られました

    名古屋大学中国交流センターの劉蕾副主任は、名古屋大学の卓越した研究実績について説明し、ノーベル賞受賞者6名を輩出した日本を代表する研究型総合大学としての地位を強調しました。さらに、学術分野のみならず社会貢献面でも顕著な実績を挙げており、トヨタ自動車をはじめとする産業界のリーディングカンパニーとの産学連携深化についても紹介しました2023年度にはトヨタ自動車グループに博士級研究人材47名を送り出したほか、EV(電気自動車)やロボティクス分野における特許実施率が5年連続で国立大学中首位を維持している点を説明し、研究成果の社会実装における強みをアピールしました。       

   さらに、劉蕾副主任は「日本留学試験(EJU)」について重点的に紹介しました。この試験を通じて名古屋大学をはじめとする日本のトップ大学への進学機会が得られること、また国立大学の年間学費が約3万元(約60万円)であり、欧米の大学より90%低コストであることを説明しましたさらに、日本語ができない学生でも、TOEFLやIELTSの高スコアを持っていれば、英語課程への出願が可能であることを強調しました。

    劉蕾副主任は、日本と中国は「地理的に近、文化的に親和性、留学費用も安いため、中国学生にとって国際化への第一歩として最適です」と述べました。

    両11月に対面形式のの入学説明会を開催し、優秀な卒業生の名古屋大学への進学を促方針に従う予定です。今回の連携により、日中双方の基礎教育交流は、より戦略的な資源マッチングの段階に入ったと言えます。

WechatIMG4.jpg

上海交通大学附属中学校のキャンパス写真