南開大学における日本留学説明会に参加

  2016年12月15日、在中国日本国大使館主催の日本留学説明会が南開大学において開催され、日本から名古屋大学、金沢大学、早稲田大学、科学技術振興機構(JST)、日本学術振興会(JSPS)北京連絡センターの3大学2機関が参加し、当センターからは陳が参加しました。

 当日午後1時半より、南開大学の愛大会館において、南開大学日本研究院の宋志勇院長と国際学術交流処の種健副所長と韓岑職員が出席し、在中国日本国大使館の横井理夫参事官及び日本からの参加大学・機関との意見交換が行われました。種副所長は、南開大学のキャンパスの移転とその進捗状況、および党委書記の交代について紹介しました。続いて宋院長は、最近南開大学の日本研究院において中日農業発展研究センターが設けられたため、今後は日本から農業経済においての知識と経験をより多く求める必要がある旨述べました。また横井参事官より、今年10月〜11月北京と武漢において中日交流集中月間が開催され、インターネット上では約3,000万人がアクセスし、現地の大学から3,000〜4,000人が参加したイベントについて紹介しました。加えて、来年は日中国交正常化45周年にあたるため、日本大使館は中国全国的に日中交流の活動を開催する予定である旨、伝えました。南開大学と意見交換  留学説明会の現場

 続いて午後2時より、留学説明会が始まりました。学部生を中心に、日本留学を希望する学生ら約70名が会場を訪れました。はじめに横井参事官が日本留学手続きと奨学金について紹介しました。続いて、本学、金沢大学、早稲田大学は各大学の魅力と特色のある留学プログラムを紹介し、JSTとJSPSの両機関も各自の中心業務を簡潔に説明しました。最後の質疑応答では、学生たちは興味をもっている大学に対して積極的に質問を行い、大学から来た代表者も熱心に応答しました。説明会は終始和やかな雰囲気に包まれていました。

 説明会が終わった後、南開大学外国語学院日本語科との交流会を行いました。日本語科の韓立紅先生と王凱先生は南開大学日本語科の創立の歴史を振り返り、また南開大学から日本への留学生数が年々増加している状況を図表で説明しました。今まで本学へ留学の学生はいないですが、本学の文学院に就職した教員がいるとのことです。今回の交流会を通じて、南開大学日本語科からもより多くの優秀な学生が本学へ留学することが期待されています。

    

南開大学と意見交換                   留学説明会の現場