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Nagoya
- 2016-06-07
(大連理工大学の記事)名古屋大学の松尾総長一行が来訪 —大連理工大学と名古屋大学が学術交流協定を締結—
6月1日から4日において、名古屋大学の松尾清一総長一行12名が大連理工大学を訪問した。学術交流協定の締結をはじめ、「名大巡講」の実施や、実験室とキャンパスの見学を通して、本学への理解を深めていただき、両大学間の協力関係は更に進みました。
3日の午前、大連理工大学と名古屋大学との大学間学術交流協定調印式が大学メインビルの512会議室で開催されました。郭東明学長と松尾清一総長は両大学を代表して交流協定を締結し、教職員の交流・訪問、資源の共有、産学連携などにおいて、一層の交流を展開したい意を表明しました。学長補佐及び、国際情報与ソフトウェア学部の羅鐘鉉学部長、また国際合作交流処、機械工程学部、材料科学与工程学部、工程訓練センターの教員などの関係者も協定調印式に参加しました。
郭東明学長は挨拶の中で、松尾清一総長一行の来訪を歓迎し、大連理工大学について簡潔に紹介しました。大連は日本と地理的に近く、日本の大学や企業との連携が密接で、今まで40以上の日本の大学と大学間学術交流協定を結んできており、学生交換と研究者交流の活動が活発に行われている。特に日本の立命館大学とともに国際情報与ソフトウェア学部を設立するのは中日両国間がハイレベル教育協力した初めての試みである旨述べました。今回の協定締結を機に、このような教育協力も視野に入れ、一層活発に交流をして、お互い協力し合い、友好関係を強化していきたい旨表明しました。
続いて、松尾清一総長は名古屋大学を簡潔に紹介するとともに、名古屋大学は大連理工大学と同様に世界屈指の研究大学を目指しているため、本日、両大学が力合わせて協定を結ぶことができたことは非常に喜ばしいことであると述べました。また、今回の訪問を通して大連理工大学を深く理解することができ、今回の訪問を機会に今後より多くの大連理工大学の教員と学生たちに名古屋大学に交流、訪問及び留学してもらい、様々な取組において交流を深め、お互いにより良い関係を築けられるよう期待している旨述べました。
その後、松尾清一総長一行と大連理工大学の機械•材料日本語強化クラスの学生との交流会が行われました。交流会で、松尾清一総長は名古屋大学を紹介し、続いて学生からの質問に答えました。機械•工程学部と材料科学学部の学生代表が日本語強化クラスや個人の研究状況について報告した後、松尾清一総長と名大の教授方は報告に対して、質問とコメントを述べられました。この交流会を通して学生たちは日本への留学と名古屋大学の状況を更に知ることができました。
3日午後、松尾清一総長ご一行は国際情報与ソフトウェア学部を見学しました。羅鐘鉉学部長は名古屋大学総長一行の来訪を歓迎し、国際情報与ソフトウェア学部の運営方針について紹介した後、双方は学部の経営などについて意見交換を行いました。その後、松尾総長ご一行は開発区キャンパスの施設と授業を見学しました。松尾総長からは、今後一層連携を深めたいとの発言がありました。
最終日、松尾総長一行は精細化工国家重点実験室を視察しました。化工与環境生命学部の李楊学部長がパネル展示室で概要を紹介した後、実験室を案内しました。松尾総長はこれを見て感銘を受けられ、今後両大学の研究交流も深めていきたい旨述べました。
訪問期間中、学生たちに名大の授業を直接体験させるために、「名大巡講」を実行しました。未来材料システム研究所の成瀬一郎教授は環境学部において「RESOURCES,ENERGY AND ENVIRONMENT」をテーマに、工学研究科の曽剛講師は機械工程学部と材料科学与工程学部日本語強化クラスに「車載組込みシステムと自動運転技術」をテーマに、国際言語文化研究科の伊東章子講師は日本語学部に「鉄道網の発達と日本の近代化」をテーマに、それぞれ講義を行いました。受講者は日本文化と日本留学について強い興味を示したようです。
名古屋大学(Nagoya University)は愛知県名古屋市に本部を置く日本でも著名な国立の総合的な研究大学です。今9つの学部、15つの大学院、3つの研究所、2つの共同利用・共同研究拠点及び29の共同研究設施が設置されており、日本の中部地域で最もレベルの高い大学であり、特に理工系は世界でもトップレベルです。2014年までにおいて6名のノーベル賞と1名のウルフ賞受賞者が輩出しています。ノーベル賞受賞者のうち4名がノーベル物理賞受賞者、2名がノーベル化学賞受賞者であり、日本の学術界において高く評価されています。
(以上は訳文です。原文は下記のリンクをご覧ください)
http://news.dlut.edu.cn/info/1003/16379.htm