渡辺理事が中国東北地方を訪問

渡辺理事を団長とする本学代表団が1112日(水)から16日(日)までの間、中国の東北地方を訪問しました。

今回の訪問は、本学の学術交流協定締結校である東北大学、吉林大学を訪問するとともに、東北大学及び中国赴日留学生予備学校で開催される日本大学共同留学説明会に参加することを主たる目的としたものです。

13日(木)、渡辺理事一行は、まず東北大学学長らを表敬訪問しました。冒頭、東北大学趙学長から本学へノーベル賞受賞の祝辞が述べられました。次いで、渡辺理事が、本学の英語で行われる科目を例に挙げ、日本語ができない学生を受入れる準備を整えたことを説明し、ぜひ優秀な学生を本学に派遣してほしいと趙学長に依頼をしました。その後、AC21について意見交換を行ったところ、趙学長から今後積極的に参加したいとのコメントがありました。

東北大学学長表訪問の様子

同日午後、本学の代表団は東北大学で行われた日本大学共同留学説明会に参加しました。今回は日本学術振興会の依頼を受け、当センターが東北大学との日程調整や会場手配、設営などを担当しました。開会に当たり、渡辺理事が日本の参加大学を代表して、挨拶をしました。今回の共同留学説明会には在瀋陽日本国総領事館をはじめ、13の日本の機構と大学が参加しました。当センターの張センター長が、本学が6名のノーベル賞受賞者を輩出しており、その内5名は本学で博士学位を取得したことを紹介したところ、来場者が強い関心を示されました。東北大学の学生を中心に、約300名の来場があり、その内165名が本学のブースに訪れ、多くの学生が本学の短期交換留学プログラム(NUPACE)やCSCの博士プログラムに興味を示していました。

東北大学留学説明会の様子

同日夕刻には、東北大学主催の懇談会が開かれました。東北大学学長をはじめ、日本留学経験のある東北大学の教員、日本の大学と機構の代表など約40名が出席しました。参加者らは今後の交流推進について意見を交わすなど、懇談会は終始和やかな雰囲気で行われました。

懇談会の様子

14日(金)、渡辺理事一行は、吉林大学副学長らを表敬訪問しました。面会の場では、2018年吉林大学で開催する予定のAC21国際フォーラムのテーマ、実施準備などについての意見交換が行われました。渡辺理事は、本学の英語で行われる科目を紹介し、ぜひ優秀な学生を本学に派遣してほしいと陳副学長に依頼をしました。張センター長からはデリバリーレクチャの紹介がありました。今後、両大学の学術交流の更なる深化が期待されます。

吉林大学陳副学長と記念品を交換

15日(土)、東北師範大学の赴日留学生予備学校において、日本大使館推薦国費中国人留学生を対象とする日本大学共同説明会が開催されました。本学を含め、25の日本の大学と機構が参加しました。渡辺理事と張センター長が、本学の紹介をしました。張センター長は赴日留学生予備学校の大先輩として、後輩達を励ましました。個別相談の時間には、本学のブースにたくさんの学生が集まり、終了後も、積極的に個別の質問をする学生の姿が多数見受けられました。

渡辺理事と張センター長が赴日留学生予備学校にて本学を紹介

今回の訪問を契機に学術交流協定締結校との学術交流、共同研究などの推進、その他、優秀な学生の受入れなどが期待されます。