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Nagoya
- 2015-03-23
東北地区におけるビジッティングセミナーを実施
3月16日から19日にかけて、本学の理学研究科国際化推進教員檜枝光憲博士(「Low temperature physics and its application」)、工学研究科国際化推進教員曾剛博士(「An Introduction to Embedded Systems」)、国際言語文化研究科国際化推進教員伊東章子博士(「近代日本における技術発展と文化の変容」)、国際開発研究科国際化推進教員浅川晃広博士(「グローバル化と国際人口移動」)が、ハルビン工業大学、吉林大学、東北大学及び大連理工大学においてそれぞれのテーマのビジッティングセミナーを実施、また、名古屋大学の国際化政策と留学生の受け入について説明しました。当センターからは馮が参加しました。
ビジッティングセミナーは、大学生及び大学院生を対象として、本学の授業を体験させることを目的に開催しており、今回は300名を超える参加がありました。
16日午後、ハルビン工業大学において、両大学の交流及び今後の展望について、国際交流処鄭副処長、日本事務コーディネーター翟氏、日本語学科孫主任により意見交換が行われました。鄭副処長から、「今後もこのようなビジッティングセミナーを大歓迎する。そして、いつでも本学との交流を深めて行きたく、短期研修プログラムで学生を派遣したい」とのコメントがありました。
当日の夜、文系模擬講義、理系模擬講義がそれぞれ行われ、約80名(文系50名、理系30名)の参加がありました。学生は熱心に耳を傾け、授業が終わってから留学手続き、科目に関する質問をする学生もみられました。先生たちは丁寧に答えていました。
ハルビン工業大学でビジッティングセミナー実施の様子
17日午後、AC21メンバー校同士である吉林大学にて計算機学院、物理学院、外国語学院において模擬講義を実施し、約150名(文系80名、理系70名)の参加がありました。講義では、質問が多数あり、日本留学に関心のある学生が多いようです。講義が終わってから、日本語学科教員、国際合作与交流処李副処長、隋科長との意見交換会がありました。外国語学院周院長より、本学来年実施する予定のNUSTEPという短期語学研修プログラムを学内で積極的に告知したいとのことでした。また、国際合作与交流処の隋科長から、「学生にとっては貴重な機会であるため、今後もこのような模擬講義を継続していきたい」との要望がありました。
吉林大学でビジッティングセミナー実施の様子
18日午後、東北大学の情報学院、ソフトウェア学院、理学院、材料学院、外国語学院の学生を対象としてビジッティングセミナーが行われました。約150名(文系50名、理系100名)の参加がありました。文系の会場においては、講義内容について、学生から積極的な質問がありました。非常に活発な講義でした。また、理系の会場においても、学生の反応は非常に良く、講義時間は限られていたものの、講義終了後、担当の先生は廊下30分以上学生からの質問に答えました。講義が終わってから、外国語学院王副院長、日本語学科王主任、国際合作与交流処于処長、日本事務コーディネーター魏氏との会談が行われました。伊東先生、浅川先生が日本語授業担当の先生に日本語学科に関する聞き取りを行いました。また、国際合作与交流処于処長より「両大学の交流が一層拡大することが期待される」とのコメントがありました。
東北大学外国語学院で交流の様子
19日午前、2014年9月開講された大連理工大学国際情報ソフトウェア学院の担当と意見交換会が行われました。同学部は大連理工大学と立命館大学の共同学部、中国、日本の間の初の共同で運営している共同学部です。このプログラムの担当者の梁副教授から学部の運営について、詳しく紹介していただきました。
大連理工大学でビジッティングセミナー実施の様子
当日午後、大連理工大学国際交流合作処関係者との意見交換会が行われました。意見交換の席上、国際交流合作処王副処長から本学との学術交流及び学生交換の可能性を議論するために本学工学研究科へ表敬訪問、就職説明会を行いたい旨の申し出がありました。意見交換会終了後、電子情報工程学院、物理学院において、曾先生と檜枝先生はそれぞれの講義を実施し、約50名の参加がありました。講義を通じて、参加者は本学への関心を高めた様子でした。
今回は多くの学生に本学のことをより深く知ってもらうことができました。また、このようなビジッティングセミナーをきっかけに、本学と中国の大学の交流が深まることが期待されます。